東日本大震災から9年。遠い大阪でも揺れを感じました。
東日本大震災から9年がたちました。
あの時のテレビに映し出される映像は今でも鮮明に覚えています。
9年もたったとは思えないほど鮮明に。
(15年前、夏の北海道で撮影)
今日は大阪で体感した当時のことを思い出してみます。
私は9年前の東日本大震災の時、助産師外来(注1)をしていました。
妊婦さんのお腹にNST(注2)のモニターを装着しお話を伺っていたところ…
話の途中でイスに座っていたものの、自分がめまいを起こしているような感覚が…
(頭がグルグルゆっくり大きく回っている感じ)
何度か頭をふり、私、疲れてるのかな?
気持ちの悪い不思議な感覚であったことを覚えています。
外来が終わり病棟に戻ったら、遅出で出勤したスタッフから東日本大震災があったことを聞きました。
私が体感しためまいのような感覚が震災の揺れの影響であったということが判明。
遠く離れた大阪でも揺れを感じたのです。
後に聞いて分かったことですが、大阪にいて揺れを感じた方は他にもたくさんおられました。
どれだけ大きな地震だったのか…
改めて地震の規模の大きさを実感させられました。
(15年前に北海道で撮影)
この震災から私の中ではいつかくるであろう南海トラフ地震への恐怖が高まることになりました。
ただ怖がってばかりもいられません。
できる対策を頑張らなければ!と。
震災後から発信されることが多くなった日頃からの備蓄の呼びかけ。
私は水、米、衛生用品のグッズなどはなるべく欠かさないよう備蓄する努力をしていました。
そのため今回の新形コロナウイルスの影響で品薄になったマスクやトイレットペーパーに関しては今のところ困ってはいないです。
(マスクに関しては、原付バイクに乗る時や花粉症対策に必須なのでなくなる前に常に補充しています)
ある程度の備蓄を日頃からしていたら、買い占めたり店頭に並ぶ必要もないので、やはり備蓄は大切だな…と今回身をもって実感しました。
いざ、という時のことを想定しながら生きていくこと。
震災のことを忘れないこと。
震災を振り返り改めて考えた一日でした。
本日の桜。
まだまだ蕾が硬いです。
つくしんぼ みたい。
春が待ち遠しいです。
咲くのがとても楽しみ。
(注1)助産師が行う外来。
妊娠の前期、中期、後期に分けてその時々の身体の状態の説明や注意事項やアドバイスなどを含んだ保健指導を行います。
質問事項にお答えしたり感じている不安の軽減を図る外来です。
※病院によって内容に違いはあります。
(注2)ノンストレステストの略語
胎児心音と子宮収縮の有無を陣痛のない状態でモニタリングします。
病院によって装着時間は違います。
だいたい20分から45分くらいのところが多いです。
妊娠の後期の定期検診や助産師外来で行うことが多いです。
お腹が張りやすい時や胎児の観察が必要な時など、
必要に応じて行われます。
読んでいただきありがとうございました。
2020年 3月11日 keroko。