②息子が今週末に大学卒業。引っ越し先の幼稚園。思い出。
昨日の続きです。
息子は2001年4月幼稚園に入園。
その後引っ越しのため退園。
2001年6月引っ越し先の幼稚園に入園。
4月に入園した幼稚園の特徴は、学習を頑張る幼稚園。
息子は幼稚園入園前から公文式の塾に入っていて読み書きができたので、よくほめていただいていました。
6月に入園した幼稚園は、正反対のタイプ。
入園したての個人懇談の時に先生から、息子が紙芝居を読んでいる時に、絵ではなく、字を追っている…
とても残念です…とのお話がありました。
読み書きができることを褒められず、思いっきり遊ぶことができる子を褒めるのです。
公文式で早くから勉強を息子に始めさせていた私は衝撃をうけました。
早くに勉強させてはだめなの?
最初の頃はよく理解ができませんでした。
とにかく遊ぶことを大切にする幼稚園。
遊びの時間には、園児が自分のしたいことを思いっきりして過ごします。
外で泥ダンゴをひたすら作る子がいたり…
(泥団子は、だいたいみんなツルピカダンゴを作っていました。
作ったダンゴを、見た時には感動しました。
何かの塊みたいに…強靭なツヤの良いダンゴを幼稚園児が作り上げるのですから。)
室内でおもちゃを使い夢中で遊ぶ子がいたり…
(幼稚園にあったおもちゃで、私も欲しくなりクレヨンハウスで購入。今でも見える場所に置いています。)
(幼稚園にあるおもちゃは木でできたものばかりでした。
幼稚園の部屋はとても温かく感じる空間でした。)
子供の生活の基本を大切にする幼稚園。
この時期に人間として生きていく上での土台をしっかりつくる…ということに、幼稚園の先生全体が同じ思いで取り組んでいる幼稚園でした。
もちろん、保護者達も同じ思いの方達が集まっており、幼稚園全体が一致団結して子供を育てていると言った感じ。
途中入園だった私はそんな幼稚園の理念を最初の頃は理解できていませんでした。
エピソードの一つとしてあるもの…
幼稚園の運動会で、立って堂々とビデオ撮影をして、皆さんから驚かれたこと。
この幼稚園では、カメラやビデオの撮影は禁止だったのです。
子供達の一生懸命な姿を自分の目で、しっかりと見てほしい…という理由から。
カメラ越しの子供ではなく、しっかり自分の目で…
でも、やはり、子供の可愛い時期の写真は記念として残したくなりますよね!
そこは、さすが、こちらの幼稚園、行事ごとにカメラマンにきていただき、みんなを平等に撮影。
その後写真展示をして保護者に販売…といった感じで親の希望も取り入れていました。
また、プロカメラマンが撮る写真は綺麗。
素晴らしく良いショットの写真をたくさん撮っていただきました。
最初、理解できていなかった幼稚園の理念が共感でき、保護者の懇談会やいろいろな行事に参加するたびに自分自身が通うことが大好きな幼稚園になっていました。
また、保護者の部活動的なものもあり、私はコーラス部に入部していました。
イベントの時は子供達の前で歌を歌います。
ママ友だちがたくさんできました。
ここでできた友達は、今でも交流がある大切な親友です。
今、ブログを綴りながらもいろいろな思い出ががよみがえります。
息子が生きていく上での大切な土台を作れた幼稚園だったけれど…
私にとっても親としての土台を作っていただいた幼稚園でした。
多分、この3年間があったからいろいろなことを頑張れたし、子供のことを信じてのびのびと育てることができたのかもしれません。
幼稚園では、子供の誕生日のその日に、本人を主役に劇をしてお祝いをしてくださいました。
その時は誕生日の子の親も参加できます。
誕生会で、毎回、読んでくださる本がありました。
こちらの本です。
とても温かいストーリーです。
今でも日々思います。
私たちを選んでくれてありがとう。
産まれてくれてありがとう。
本日も読んでいただきありがとうございました。
明日につづく。
2020年 3月17日 keroko 。